1968年の創業時より、コツコツと続けてきた堆肥事業。現在では、“結果が出る堆肥”として、地元農家の方はもちろん、北は北海道から南は沖縄まで幅広い事業者の方に活用いただいています。梶岡牧場にとって、丁寧な堆肥づくりはすべての源流。牛の繁殖・肥育、そして飼料づくり、野菜づくりとすべては繋がっています。
堆肥のもととなる牛の寝床の敷料には、「牛の健康」と「製造する堆肥品質」を担保するため、薬剤が残留している可能性のある建築廃材等は一切使用せず、天然の雑木を原料とした自社製の「バイオベット」を使用し、2週間に一度交換。牧場内の堆肥プラントにて、一次発酵、二次発酵、熟成と、温度と水分管理を徹底しながら、約6ヶ月をかけて製造します。
幾度も試験、分析を繰り返すことで、微生物の菌密度を飛躍的に上げることができ、高品質な堆肥を生み出すことができました。発酵と腐敗は紙一重。良質な堆肥を使わなければ、単に地力を奪ってしまうだけ。きちんと発酵した堆肥だけが、農地、そして農家の経営を飛躍的に変えます。