1830年(天保元年)に始祖牛が誕生した『竹の谷蔓牛(たけのたにつるうし)』は和牛としては日本最古のルーツ，幻の和牛といわれています。
　近年は『孤高の牛飼い』といわれた平田五美さんが頑なに守られてきた『竹の谷蔓牛』。
年間わずか１頭が出荷されるかどうかの希少性もあり，幻の和牛と言われてます。
私が中途半端にココで語ってもアレなので，皆さん『蔓牛』というものの歴史を楽しみながら調べられてみて下さい。

その『孤高の牛飼い』平田五美さんとは数年前から「お会いして一度お話ししたいので，是非，新見にお越し下さい。」というご縁を頂いてたのですが，そうこうしてるうちにコロナ禍になってしまい，，，
　今年の３月に，やっとお約束を果たすことができました。そして同じ『牛飼い』としてゆっくりお話することができました。　人との出会いって，タイミングがあるんでしょうね。

そして，それから２ヵ月後，ご縁あって２頭の純血『竹の谷蔓牛』の母牛が梶岡牧場にやってきました。　これからしっかり繁殖していきます。
もちろん『Farmnote Color』(クラウド＆AIのセンサーデバイス)を早速装着して健康管理を行います。

なんとタイミング良く，純血の雌『竹の谷蔓牛』のお肉が販売されるというではありませんか！！
早速，取り寄せて頂くことにしました。

確かに香り高く，肉味は濃い。。。美味しい。

「これが江戸時代の和牛の味なのか…」

と思いを馳せながら，同時に『梶岡牛』を水平テイスティング。

『竹の谷蔓牛』を梶岡牛メソッドで育てたら。。。

そう思うと，もうワクワクが止まりません。

私たちが手掛けた竹の谷蔓牛のお肉は少なくとも３年以上先になりますが，
その『恋い焦がれながら待つ時間』も物語としてお楽しみ頂ければ幸せます。