山口大学&鹿児島大学の共同獣医学部60名の獣医の卵の皆さんに
『データ科学と社会Ⅱ』の講義をさせて頂いてきました。
とはいえ,私自身,データサイエンスがどんなものか深く理解してるわけではないのですが,畜産の現場でのIoT&AIによってどんなイノベーションが起こっているのか現場の肌感覚をお伝えしてきました。
2025年くらいには,その利活用の有無でどんな格差が生まれるか…なども。
2020年のコロナ禍からスタートし、2年間リモート。 今回、3年目で初めての対面講義でした。
1年目はリモートの方が肌感掴めず、最初は緊張したけど…
リモートだったから,北海道の娘も山口大学の教授のご厚意で参加させて頂き,親子講義が実現,感無量でした!
2年目は「リモートか,対面か,」で右往左往しましたが,感染者数も増えて規制の時期でもあったので結局リモートという選択をしましたが,
リモート環境がデフォルトな世に対応すべく,色んなものをアップデートしてきたので,もうそれが普通に。
コロナ禍以前から,
「山口大学と鹿児島大学の共同獣医学部はもともとサテライト教室ということでお互いの大学の利点を活かしたリモート講義をしている。」
と,堆肥の共同研究をさせて頂いてた丸本元学長から伺っておりました。
そして3年目,,,
初めての対面講義。
なんか,今年度,から新しい機材が導入されたらしく,教壇がコックピットのようでワクワクしました。カメラもPTZで高画質,鹿児島大学の学生の姿もモニターすることができ,大きなディスプレイも前後掛けられてて,自分の学生時代を思い起こすと,なんか時代というか,ドラえもん的な時空間を感じずにはいられませんでした。
さて,講義前に色々準備してると,Mac Book Proが不安定でそろそろ寿命だなと感じ,入れ替えを目論んでたのですが,M2 Mac book Airの発売は間に合わず,,,しかも円高で価格が爆上げ(悲)
神様にもう少し頑張れ!と言われてるのかw
そこで,今回初めてiPad Pro で講義に望みました。
(※バックアップとしてMac book Pro はしっかりディバックに忍ばせて)
Appleペンシルで書き込みしながら話できるので,凄く便利ですね。
山口大学の学生からはもちろん,鹿児島大学の学生からも活発に,しかも的を射た質問に学生の本気度を感じました。
聞くところによると,獣医学部らしい講義が入学後はじめてだったらしく,拙い講師の私としては興味を持って貰えてラッキーでしたw
それにしても,デジタルネイティブな世代の学生は,大半の子が講義もPCで望む姿に羨ましく思いました。これが標準化なのでしょうね,また記者会見に似たような雰囲気も味わえました。
国公立合わせて日本国内での年間の入学定員は,
医学部 9,374人
獣医学部 1,070人
獣医学部の学生は概ね医学部の学生の1/10。
1966年の北里大学獣医学部新設以来行われていなかった,
あの加計学園問題で140名の定員増員が行われたにも関わらず,,,である。
そして,,,
子供の数より犬猫の数が多い日本。
子供の数 1,465万人(15歳未満)
犬猫の数 1,605万頭
圧倒的に獣医師の卵,特に大動物獣医師の卵が育つ土壌が厳しい状況にある中,私のお話が少しでもお役に立てれば幸せます。
http://data-sci.epc.yamaguchi-u.ac.jp/datascience-02.html