昇龍のように,,,いや,牛歩でも質実剛健に。
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2024年がいよいよ始まりました,2023年を振り返りながら,新年を迎え『梶岡牧場』と『梶岡牛』の今,そして今から向かう方向など実況中継したいと思います。
【(有)梶岡牧場 家畜人工授精所開設】
一昨年から受精卵ビジネスが走り始めておりましたが,
実は2023年6月に『(有)梶岡牧場 家畜人工授精所』を開設し,受精卵の販売をゆるりとスタートしました。
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梶岡牧場が受精卵の生産をする上で,大きな意味を持つのは『美味しさの血統』。
黒毛和牛から美味しさの『ものさし』が刻々と消えてく中,しっかりとその遺伝子をスピード感持ってしっかり残していくことに注力します。
ただ,ビジネスとして成立させるために,黒毛和牛のトレンドを追いかけ,市場価値ある黒毛和牛受精卵の生産もしていきます。
『竹の谷蔓牛』の受精卵も生産し,血統財産としてストックしながら,蔓牛純系の繁殖母牛も育てて行きます。
獣医師の卵や,胚培養士の卵,そして企業経営が見れる若人も着実に育ってくれております。
【梶岡牛ブラウンスイス和とろフレーク】
『梶岡牛』を使った新しい商品として『梶岡牛ブラウンスイス和とろフレーク』をつくりました。
『梶岡牛ブラウンスイス』の赤身に『梶岡牛(黒毛和牛)』の上質な脂身を寄り添わせ,上品な赤身と,香り高く融点の低い脂身とのハーモニーが楽しめます。
和とろフレークは【無加熱摂取冷凍食品】です。
ブランド牛でつくった新感覚の和とろフレーク、食べ方もいろいろです。
基本は【食べる直前に冷凍庫からお出して凍ったままの状態で熱々のごはんにふりかける】
これだけでちょっと高級なごはんのお供,『牛とろ丼』はシンプルに薬味とわさび醤油で。
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☆卵の黄身のみを乗せてちょっとリッチに味わう卵かけご飯。
☆熱いだし汁をかけてお茶漬け風に。
だしが牛肉の旨味を吸収して、上質なスープに変化し,お肉の甘みと温かいだしが体に沁みます。
☆熱々のリゾットにぱらりと振り掛けて生ハム風リゾットに。
吉田牧場さんのハードチーズを削りかけると『親子の絆の一皿』になります。
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梶岡牛タタキと同様,非加熱製法ですので,生の肉の味わいを感じられる他では決して食べられない逸品です。
実はこの和とろフレーク『梶岡牛ブラウンスイス』1頭と『梶岡牛』2頭の出荷して,はじめて製造できますので,常にあるという商品ではありませんが,ネットショップにコッソリ乗せておきますので,↓↓↓より是非一度お試し下さい。
https://kajiokagyu.stores.jp/items/655efa75162c12058c286aba
【色んなイベント&食事会で梶岡牛を楽しむ】
コロナ禍明けに六本木のど真ん中,肉おじさん率いる『肉屋 格之進F』で肉肉学会『梶岡牛ブラウンスイス』を取り上げた会を開催して頂き,『梶岡牛』を語って参りました。
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牧場現場の外せないスケジュールと重なり,参加は叶わなかったのですが…
『梶岡牛ブラウンスイス』の故郷,岡山を代表するフレンチ『レストラン・レオーニ』を卒業された小野 淳一シェフのご縁を頂き,tettaワイナリーで『domene tetta×梶岡牛ブラウンスイス』の会や,
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神戸ビーフのお膝元,(株)ポトマック取締役総料理長,中塚寛治シェフのシークレットレストラン『n/a』でも,『梶岡牛ブラウンスイスとワインのお肉の会』を開催頂くなど…
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書き切れないくらい,色んな所で牛飼い不在にもかかわらず,色んな会を開催,『梶岡牛』を可愛がって頂けるようにもなりました。
少しずつ,少しずつ,
色んなホテル&レストラン,ワイナリーなどで『梶岡牛』,『梶岡牛MOTHER BEEF』,『梶岡牛ブラウンスイス』に夢のような舞台を与えて頂きました。
そんな中でも2023年を締め括ったのが,『梶岡牛』を熱烈に可愛がってくださっている『セントコア山口』で行われた【冬の音泉祭♪♪】
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山口で行われた未だかつてないラグジュアリーなディナーショー。
増本総料理長による味・音・香りを楽しめるライブキッチンが,ヴィンテージ日本酒『夢雀』の乾杯で幕を開けました。
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これが世界の一流たちが感嘆する日本酒なのか…
イベントの数日前,アメリカの名門財閥ロックフェラー家の当主が山口県にいらした際,召し上がられて「Amaging!」と最高の褒め言葉を頂いた山口発の高級ビンテージ日本酒『夢雀』。
そんな『夢雀』とオフィシャルにコラボしたブランド牛は『梶岡牛』が世界初だとのこと。
『夢雀』の酒粕で育った『吟醸海老』と共に共演させて頂きました。
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「最後の料理までマリアージュを楽しみながら飲んで下さい。」と司会の佐藤けいさんの言葉にさらに期待が膨らむ。
いつも『梶岡牛』を可愛がって下さってる『mitsuwa』の三和慎吾シェフも登場で数皿をライブで華麗に仕上げていく。
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一皿一皿の織りなす優しいハーモニーは一曲の音楽を聴いてるようでした。
そんな中,セントコア山口 増本総料理長,渾身のメイン『梶岡牛1318 サーロインのロースト』
1980年代に活躍した岩手の名牛『菊谷(きくたに)』。
その強烈な遺伝子を持つ但馬系種雄牛を父に,【菊谷×北平安×平茂勝×紋次郎】という血統を現代に蘇らせた,まさにヴィンテージ和牛とも言える牛です。
現在では作出が非常に困難な血統を『梶岡牛』として育て上げました。
しかも43.2ヶ月齢という『梶岡牛』では過去最長肥育。
ぜひ,悠久の黒毛和牛の味わいを存分に楽しんで頂ければと送り出した『梶岡牛1318』
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「素材のポテンシャルを引き出すため要らんことせず,ただ焼いただけ…」と増本総料理長は仰ってましたが,その一皿に込められた想いは本当に素晴らしかったです。
味わいながら『梶岡牛』の美味しさに涙までこぼしてくれた方が数名いらしたことが何よりの証拠。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2023-12-09-19.14.49.jpg](https://kajiokagyu.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/image.jpeg)
その存在がなければ『梶岡牛』が産まれなかったであろう,十数年支えてきてくれた親友たちと素晴らしい時間と空間を共有出来たことは,牛飼い梶岡秀吉として感無量でした。
そして始まった『DOZAN11 a.k.a 三木道三』のショータイム。
ちょうど2001年,結婚直後,国内でBSE (狂牛病)が発生した年,辛い時期に毎日勇気づけられ,子供達の子守歌でもあった曲『Lifetime Respect』が滲みないわけありません。
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『梶岡牛』の余韻を残しながら,夢のような饗宴に感極まって今度は私が涙腺ダム決壊。
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極めつけは『ET-KING』のライブ。これまたここでは語れないエピソードもあり…再び感無量。
地元,山口で行われた夢のような宴に梶岡牛が寄り添わせて頂けたことは,梶岡牧場,そして梶岡牛にとって濃い年輪となりました。
【そしてその先へ…】
新しい取り組みも,年末から打合せを重ね,準備をしております。
畜産業界にとっては厳しいながらも,大きく大きく変化する年になりそうですが…
”最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である。”
チャールズ・ダーウィン
も言ってるように,大きな変化に対して【ブレない心】と【変化に対応するしなやかさ】で100年牧場として生き残れるよう,日々身体と頭を動かしながら,質実剛健なチーム力も身につけたいと思っております。
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そして新年からは,しっかり現場に足を着けながらも,ご無礼を重ねていたホテルやレストランに足を運び,素晴らしいお皿の数々に変身する梶岡牛たちに積極的に会いに行こうと思っております。
ステーキはもちろん,牛骨ラーメン,ハンバーガーなど本当にシェフ達の手によって色んな表情を見せてくれますのでワクワク,気合いが入ります。
もちろん,深く『梶岡牛』を知って頂く機会を頂ける『食べる会』にも。
2024年も梶岡牧場,そして梶岡牛をどうぞ宜しくお願い致します!!
2024年1月1日
有限会社 梶岡牧場 牛飼いより